5/18 @県営大宮球場
1回戦から屈指の好カード。
どちらも優勝を狙える実力校同士の対戦となりました。
このカードが一回戦なのは正直言ってもったいないです。
注目はなんと行っても、東海大相模の2年生の山下くんでしょう。
中学時代はジャイアンツカップで優勝に貢献し、東京ドームホームランも放っており、強打者です。
千葉出身の選手なんですが、神奈川の東海大相模へ進んだのですよね。
近年、千葉の有力選手は神奈川へ流れるケースが多いです。
横浜高校の及川くんも地元は千葉。思えば高橋由伸も千葉でしたが桐蔭学園ね進学しましたね。
千葉県にとっては悲しい現実かもしれません。
千葉県にも甲子園常連、さらには甲子園優勝を目標が現実的とする絶対的なチームが生まれることを期待したい。
さて、試合はというと、
先発は東海大相模は背番号6番の遠藤くん、対して木更津総合は10番の篠木くん。
好投手なだけに、接戦が予想されます。
実際にその予想は的中。
1点を争う投手戦となりました。
篠木くんは1年生のときに甲子園でも登板しており、とてもキレイなフォームとして有名な投手。
2年生になってスピードもさらに乗ってきている感じ。
ズバッとした直球を投げ込んでいます。
打力の定評のある東海大相模もなかなか打つことが出来ていない。
対する東海大相模先発の遠藤くんも負けてはおらず、走者を出さないピッチング。
木更津総合も攻めあぐねている。
東海大相模が2回に1点、木更津総合もすかさず4回に1点を返す。
それ以外はスコアボードには0が並び続けます。
いや本当に、スタンドから見ていても篠木くんのストレートには威力を感じる。
まだ2年生というのだから期待が高い。
木更津総合は来年も間違いなく千葉県内での優勝候補ですね。
両校とも投手も良いが守備も良い。堅い守りで投手をもり立てている。
牽制球でランナーを刺すシーンが両校にあった。
かなり訓練されているという印象でした。
見てるこちらがついていけないほどのスピードと連携。
そんな両校なので、ランナーを出しても要所を抑え、なかなか得点が奪えない。
投手も流れが良くなる相乗効果なのでしょう。
7回表に木更津総合がランナーを溜めたところで東海大相模はエース紫藤くんに交代。
代わって数級だが制球が微妙かなという印象。
バッターに捉えられて、レフト線へライナー性の当たり。
それをレフトの西川くんの好捕で何とかチェンジ。
危機一髪。
8回裏、今度は東海大相模がチャンスを迎えたところで
木更津総合もここまで好投の篠木くんに代えて木更津総合もエース根本くんを投入。
根本くんの球速は流石のものがあるが、今日は制球が定まらず苦しんでいる。
どうも安定性に欠ける内容。
ランナーを出してはワイルドピッチ。
ストライクとボールがはっきり分かれていてバッターは球を見定めるのにも苦労しない。
ついにタイムリーを打たれて東海大相模にリードを許す。
そのあとは速いストレートでバッターも動けず見逃し三振を取ったが、その後タイムリーを打たれ追加点、
そしてトドメは注目の山村くんにセンターオーバーの三塁打でさらに追加点が入り、4-1。
ここで根本くんは交代。11番の吉鶴くんへ。
代わってすぐにセカンドフライでチェンジ。
危なげないリリーフ。
3点差は相手を考えるとかなり厳しい。
球場も決まったという雰囲気。東海ださがみのスタンドはそれまでの重苦しい雰囲気が晴れて勝利を半分くらい確信している。
九回表、木更津総合の最後の攻撃。
しかし8回からリリーフしたエース紫藤くんも何だかピリッとしない。
先頭打者にセンターに不運なポテンヒット、その後、制球に苦しんでいるようで簡単にフォアボール。
ノーアウト1,2塁で迎えた4番岩井くんに左中間に転がるヒットで2塁ランナーが還り1得点。
さらにノーアウト1,3塁。
まだまだありそうな予感が漂う。
次の打者はショートゴロ、ゲッツーの間に3塁ランナーが生還して1点差。
しかしツーアウトランナーなし。全体絶命。
最後は三振に斬ってとり、東海大相模が何とか2回戦進出を決めました。
最終結果は4−3で東海大相模の勝利。
負けはしましたが、木更津総合の力を感じるゲームでした。
千葉3位のチームとしてはかなりレベルが高い。今年の千葉は総じてレベルが高いのかも知れない。
さらに篠木くんは期待の高い投手でした。夏に向けてどれだけバージョンアップしてくるか今から楽しみです。
エースの根本くんは能力は関東屈指の投手と評価されているほどですので、あとは調子をどこまで取り戻せるかが木更津総合の夏を左右しそうな感じでした。
それにしても、開幕戦に恥じないナイスゲームでした!
木更津総合 先発メンバー
打順 守備 名前 学年 出身高校
1・右 斎藤匠 2年生 茂原リトルシニア
2・捕 小池柊稀 3年生 千葉市立磯辺中
3・中 太田翔梧 3年生 大田水門ボーイズ
4・一 岩井晃介 3年生 成田リトルシニア
5・三 下川潤 3年生 千葉市立磯辺中
6・二 山中海斗 1年生 横浜泉中央ボーイズ
7・左 秋元俊太 1年生 千葉西リトルシニア
8・遊 属増隆太 2年生 柏ボーイズ
9・投 篠木健太郎 2年生 館林ボーイズ
東海大相模 先発メンバー
打順 守備 名前 学年 出身高校
1・中 鵜沼魁斗 2年生 千葉西リトルシニア
2・右 高嶋壮汰 3年生 東京神宮リトルシニア
3・投 遠藤成 3年生 本荘由利リトルシニア
4・一 山村崇嘉 2年生 武蔵府中リトルシニア
5・左 西川僚祐 2年生 薬円台リトルスター – 佐倉リトルシニア
6・三 金城飛龍 3年生 川和シャークス – 横浜緑ボーイズ
7・遊 茂谷光 2年生 川崎中央リトルシニア
8・二 加藤響 2年生 茅ヶ崎リトルリーグ – 海老名リトルシニア
9・捕 萩原義輝 3年生 我孫子市立我孫子中
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