それは私が小学生の頃の1987年の第69回 全国高等学校野球選手権 千葉大会決勝。
(リンク:高校野球データベース)
この試合を地方局の中継放送されており、自宅のテレビで観戦していました。
個人的に強い思い入れのある試合です。
何せ私の地元の浦安の高校が、しかも憧れの東海大浦安が決勝へ進出したのですから!
当時私は地元の少年野球チームに所属していた野球少年でした。
少年野球チーム全員で東海大浦安のグラウンドで行われる練習試合を間近で観戦したりもしていたので、あの東海大のユニフォームに強い憧れを抱いていました。
そんなチームの決勝進出!
燃えないわけがありません!
しかも戦前の予想は東海大浦安が優勢!という下馬評。
優勝を信じてテレビの前にかじりついて応援してました。
しかし、試合開始早々に衝撃的なシーンが起こりました。
そしてこの出来事が私の今後に影響を及ぼす事となりました。
場面は一回表、ランナー1塁2塁。
続くバッターが、三遊間を抜けるヒットを打ちました。
コロコロと転がるボールを左翼手は腰を落として捕球しようとした、
その瞬間!!
荒れたグラウンドのせいか、
ボールが高く跳ね上がったのです。
腰を落としていた左翼手の頭上を軽々と越えていく高さまで弾みました。
ボールはフェンスまで達してランナー二人が生還。
その後は抑えたものの、アクシデントでいきなり二点先取される。
小学生の私は目を疑いました。
こんなことがあるのかと。。
当時はまだマリンスタジアムは無く、県野球場で決勝戦が行われていました。
それは土のグラウンドでプロが使うような立派な球場ではありません。
条件はお互い様ですが、なぜ東海大浦安の守備の時にそんな事が。。
試合はシーソーゲームで進みましたが、結局6−4で東海大浦安は敗れました。
結果としてその2点が影響して。。
習志野 2 0 0 3 0 0 0 0 1= 6
東海大浦安 2 2 0 0 0 0 0 0 0 =4
試合が終了してもその結果を受け入れられない当時の私は
テレビの間で数時間呆然として動けずにいました。
あの2点はなんだったのか。あれは許されるのか。
グランウドの整備不足が原因で、得点は認められないのではないか。
いろいろな思いが頭の中を巡っていました。
けども現実はやはり東海大浦安は敗れたのです。それは変わらないのです。
その時に高校野球の儚さというか、厳しさというか、
残酷さみたいなものを見せられたのです。
思えばあの時から高校野球の虜になってしまったのだと思います。
あの時の映像は今でも頭の中に残っています。
当時の詳しいデータはこちらから
(リンク:高校野球データベース)
ちなみに第69回全国甲子園大会の決勝カードはPL学園vs常総学院でした。
常総学院はこれを機に名門校へとのし上がってきました。
逆にPL学園はそれまでの栄光に一区切りをつけて低迷期に入っていきました。
時は流れ、2000年の夏の全国甲子園大会で
東海大浦安が準優勝をした時は大いに盛り上がりました!
あの時の悪夢を払拭できた大会でした!
(リンク:高校野球データベース)
皆さんにもこのように高校野球にハマるきっかけとなった大会、試合がきっとありますよね。
それもみな、良き熱戦の記憶。
いやほんとに、高校野球っていいですね。
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